アウトドア 料理

キャンプにHSM(ホットサンドメーカー)は必需品か

2020年7月11日

『リロ氏のソロキャンレシピ』 リロ氏 著

  • 著者: リロ氏 著
  • 出版社: マキノ出版
  • 発行日: 2020年7月9日
  • 版型: Kindle版,   単行本
  • 価格(税込): Kindle版: ¥1,060,   単行本: ¥1,320-

 

キャンプでホットサンドメーカー(HSM)で作るレシピ

「リロ氏」(表記儘)とは、Twitterでフォロワー24万人で、ニコニコ大百科によると、「狩猟をしたり、料理する様子などをTwitter上にあげている」、「ソロハンター」とのことで、「カット編集を中心としたテンポの良さや、シンプルながら飯テロ率の高い料理が特徴」だという。

本書は縦15.5㎝、横15㎝のほぼ正方形の珍しい版型で、ホットサンドメーカーの鉄板部とほぼ同サイズなのが微笑ましい。

キャンプにフライパンを持っていくのは、フライパンはかさばるので大変だが、ホットサンドメーカーなら、長い柄はついているものの、本体はコンパクトで比較的軽いので、持ち運びやすい。しかも、コンパクトながら、焼き面積は上下あるので、実質、折りたたんだ平面積の2倍の焼き面積があるのが利点である。しかも、蓋も兼ねているのみならず、オーブンのような熱対流の効果も期待できるのである。フライパンのように、それを置くための台座もいらず、焚火に突っこんでおくだけで料理ができるというのは、とてつもない利点である。

本品の章立ては以下のように4つのPARTに分かれている。

  1.  ソロキャンの必需品 ホットサンドメーカーの魅力
  2.  最高にうまい! 絶望的に頭が悪いHSMレシピ
  3.  若菜まりえさん考案! HSMレシピ
  4.  コレもあると便利! フタ付き鉄フライパンレシピ

上記の4つのPARTに分かれた章立てを見て、ちょっと残念に思ったのは、PART4で、HSM(ホットサンドメーカー)ではない、フタ付き鉄フライパンレシピを持ってきたことだ。本書は、「ホットサンドメーカーに挟んで焼くだけ! リロ氏のソロキャンレシピ」というタイトルなのだから、題名通り、最初から最後まで、HSM(ホットサンドメーカー)だけのレシピで通してほしかったというのが、筆者(書評者)の偽らざる感想である。

 

変幻自在なHSMレシピ

アウトドアが好きな筆者(書評者)も、たまに屋外で料理をしたりしたし、HSM(ホットサンドメーカー)でソーセージを焼いたりしたことはあったが、本書を見るまで、HSMだけでここまで多彩なメニューを作れるとは思ってもみなかった。本書にカラー写真付きでレシピが載っているメニューの一部を挙げると以下のようなものがある。

  •  ベーコンのとろとろチーズ焼き
  •  じゃがバタチーズベーコン
  •  焼き餃子
  •  豚肉のピカタ
  •  巻かないだし巻き玉子
  •  お好み焼き
  •  焼きカレーうどん
  •  豚バラみたらし団子

特に驚いたレシピは、「しゃきしゃき肉ピー」というものがあった。これは、ハンバークと同じような肉のタネ(ひき肉に玉ねぎのみじん切りとパン粉と卵をまぜたもの)をHSMに詰めて焼き、焼けたら、それを半分に割ったナマのピーマンに詰めながら食べるという野趣あふれる料理レシピである。

本書は完成した料理のカラー写真と詳細なレシピが載っているので、見ているだけでキャンプ気分を味わえて楽しい。

もしあなたが、キャンプに行かなかったとしても、まずは自宅でHSMレシピを作ってみたくなるだろう。また、ホットサンドメーカーを持っていない人も、HSMが欲しくなることだろう。

 

<追記>

ちなみに、上記の写真で本書の隣に置いたランタンは筆者(書評者)が愛用しているランタン:「ジェントス LED ランタン 380ルーメン」である。雨に濡れても平気な「防滴」だ。単3形乾電池×6本で最大150時間点灯できるという。白色と昼白色と暖色が切り替えられるが、キャンプでは走光性の虫が寄りにくい暖色がオススメだ。暖色だと強で28時間、弱で150時間もつとメーカーでは言っている。手のひらに載るコンパクトサイズで、重量は乾電池6本の重量を含んで400gと軽い。筆者は6本の電池を充電池エネループで使っている。これもスグレモノなので、お薦めできる。

 

Kindle版  

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
石川 雅一

石川 雅一

 東証ペンクラブ 会員。学校法人評議員。 元日本放送協会で国際報道に従事。アフガニスタン内戦、カシミール内戦、パンチャヤト大暴動( ネパール)、湾岸戦争、アメリカ航空宇宙局(NASA)、国連安全保障理事会、ニューヨーク市警、米国核廃棄物、ロスアラモス国立研究所、米国海軍、米加漁業紛争、京都の歴史文化伝統産業などを取材。国際機関アジア太平洋放送開発機構講師(JICA専門家)としてクアラルンプールでアジア各国の放送局のジャーナリストを育成指導。金融市場分析のテクニカルアナリストとして日本の全産業三千数百社の上場企業のテクニカル分析をダイヤモンド社で三季にわたって完遂。  早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程中途退学。早稲田大学大学院商学研究科専門職学位課程修士(研究科長賞受賞)。MBA( Le Cordon Bleu; Global Service Business, WBS)。Certified Financial Technician(CFTe Ⅱ)。 一級小型船舶操縦士、剣道初段、趣味は能楽。

-アウトドア, 料理

Copyright© 石川雅一の書籍漂流  , 2020 All Rights Reserved.