(Kindle Paper White, photo taken by Mas ISHIKAWA)
電子書籍の現況
Forbes誌の記事(2018年8月22日)によると、Euromonitorのデータでは、電子書籍端末の世界シェアは、Kindle(キンドル)が83.6%で、Kobo(コボ: 日本では楽天が展開)は13.4%だという。電子書籍の専用端末では、Kindleが圧勝していることがよくわかる。
しかし、それは、電子書籍の専用端末という話であって、電子書籍を読むのには別に専用端末でなくても読める。たとえば、私はKindle専用端末も何台か持っているが、iPadでも読んでいるし、iPhoneで読むこともあるし、33インチの大画面PCモニターで読むこともある。つまり、私の場合のKindle版電子書籍を読む端末は多岐にわたるわけであるが、おそらくそれらを私の使用頻度の多さで1位から順位づけるとするならば、第1位のPCを筆頭に、次の通りである。
- デスクトップパソコンの大画面モニター
- iPad プロフェッショナル
- Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)
- iPhone11
上記のようにわかれるのであるが、私はこれをひとつにまとめようとは思わない。それぞれの良さがあるからである。
そのそれぞれの良さについて触れる前に、パソコンやiPhone、iPadやアンドロイドのスマホやタブレットでKindleが読めることがご存じない方も中にはいらっしゃるかもしれないので、それについてまずお話ししておきたい。
パソコンやiPhone、iPadやアンドロイドのスマホやタブレットでKindle版電子書籍を読むには、アプリをアマゾンのサイトから無料でダウンロードする必要がある。もちろん、アプリは無料だが、そのあとで購入するKindle本はほとんどが有料である。ただし、無料本もたくさんある。特に、著作権切れの古典的名著が結構無料であるのはありがたい。
以下は、それぞれの端末でキンドル版電子書籍を読むために必要な、ダウンロードすべきアプリである。
- Windowsパソコン・・・・Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]; 無料
- Macパソコン・・・・Kindle for Mac [ダウンロード]; 無料
- iPadやiPhone・・・・Kindle for iPhone [ダウンロード]; 無料
- アンドロイドのタブレットやアンドロイドのスマホ・・・・Kindle for Android [ダウンロード]; 無料
- Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)などのKindle端末各種・・・・アプリ/ソフトウエアは既に在中
Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]
それぞれの端末のそれぞれの良さ
上記のように端末が多岐にわかれるのであるが、私はこれをひとつにまとめようとは思わないと述べた。それは、申し上げたように、それぞれの良さがあるからである。
その、それぞれの良さについて、以下に記す。
- デスクトップパソコンの大画面モニター・・・・とにかく大画面で文字を大きく出来るので目が楽で疲れにくい。書籍内検索も楽にできる。
- iPad プロフェッショナル・・・・画面が10インチ以上と大きいので、列車内の移動中や喫茶店の中などで読むのに楽。カラーなのでカラー表示が必要な書籍も見ることができる。
- Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)・・・・とにかく軽いのがうれしいが、何よりも特筆すべきは、炎天下のギラギラ太陽の下でも紙印刷を見るかのように楽々と視認することができるという、テクニカルな面の優位性。最新版の製品は防水性能も高いので、お風呂の中やプールサイドでの読書も楽しめる。
- iPhone11・・・・ポケットに入るコンパクトさで、移動中に短時間読むにはコンパクトながらも必要最小限の画面サイズがあり、フォントサイズが自由に変えられるキンドルアプリとの相性も良い。しかも、強靭な防水性能があるので、お風呂の中でも読める。
長い付き合いのキンドル端末
私は10年以上のキンドル端末歴があるが、米国のAmazon.comの購入履歴(Orders)で調べてみた所、2009年の10月に6インチディスプレーのキーボードが本体に付いている”2nd Generation”(第2世代)のホワイトモデルを米国から日本に取り寄せていたことがわかった。新発売前の予約をいち早く入れた覚えがある。
ちなみに、Kindleの1st Generation(第1世代)は、その前年の2007年11月の発売であった。
当時はKindle端末は日本語になど対応していなかったので、英書を読むために買った端末だった。英書を米国アマゾンからよく取り寄せていたのだったが、このKindleを買えば、電子書籍なので郵送費が削減できるし、書籍の置き場所に困らないと思ったのだった。
これは、Free 3G(フリーのスリージー)付きのモデルで、日本のどこかの温泉でもWifi設備がなくても電子書籍を買ってダウンロードできたことに深く感動したことを覚えている。値段は忘れていたが、Order Detailsには、"$279.00"とあった。
(2nd Generation Kindle, Photo taken by Mas ISHIKAWA)
そういうキンドル端末大ファンである私も、Kindle専用端末のみならず、PCやiPadやiPhoneでもキンドル電子書籍を楽しむようになってきた。
これは、デジタルカメラだけではなく、iPhoneやiPadでも写真撮影を楽しむようになってきた状況と、とてもよく似た様態だと思える。
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広告なしモデルは
とやや高くなります。広告なしモデルは、上記サイトで、「広告なし」をクリックしてください。なお、広告つきモデルの「広告」(キャンペーン情報)は、読書の邪魔にならないように、スリープ時やホーム画面など、読書中でない時だけ表示されます。