【NEWモデル】Kindle Paperwhite (8GB) 6.8インチディスプレイ
- カラー: ブラック
- サイズ: 8GB
- モデル: 広告なし
- 防水機能搭載: お風呂でもプールでも読書を
- 接続方法: WiFi
- 価格(税込):¥16,980 ( 私は、11月26日午前9時から12月2日午後11時59分までの7日間の「Amazonブラックフライデー」セール期間中の特別価格¥ 13,980で購入。)
お風呂が数千冊の図書館になる
買ってよかった~ というのが率直な感想である。キンドル端末を私が買ったのはこれで4台目になるが、この前に持っていた私の以前のKindle Paperwhiteとの違いは次の通り:
* 今回の【NEWモデル】で、画面が6インチから6.8インチへと一段と大きくなって圧倒的に読みやすくなった。
* 防水。お風呂でもスイミングプールでも本が読める。 (注: 防水になったのは前モデルから。)
* ページ送りが断然と早くなった。
* 色調調節ライトが搭載されて、画面の色温度を寒色から暖色へと自分の好きなように調整できるようになった。
私がお風呂や温泉で本を読むのが好きになったのは、世界思想社が発行していた「風呂で読むシリーズ」にハマったことがきっかけだった。これは、紙ではなくて不浸透性のプラスチックでページが出来ており、水を弾き返すのでお風呂で読めるという稀有なシリーズだった。
世界思想社の「風呂で読むシリーズ」は、万葉集のシリーズや『西行』などの和歌のシリーズや、『唐詩選』などの漢文詩、俳句のシリーズなど十冊以上を持っていた。また、同じようにプラスチックのページに印刷された、フロンティアニセンが発行した「風呂で読む文庫」も、『源氏物語の与謝野晶子現代語訳』シリーズや、『アメリカ大統領就任演説集』などを私は何冊も持って楽しんでいた。このようなプラスチックページの本は私のような熱狂的なごく少数の愛好家がいたのは事実だったが、一般に浸透する筈もなく、いずれも絶版になって久しい。しかしながら、2021年末の段階でAmazonで検索してみると、フロンティアニセンの『源氏物語 蜻蛉・浮舟』などは、古本で1冊1万2千円とか2万4千円以上の値段がついているので、根強いニーズはいまだにあるのだろうと思われる。
プラスチック製の本:『風呂で読む』シリーズの話に脱線してしまったので、Kindle Paperwhite (8GB) 6.8インチディスプレイ【NEWモデル】の話に戻す。Kindleのニューモデルも、この防水性能が『風呂で読む』シリーズと同じ魅力を醸し出していることは疑い得ない。Amazonによれば、【NEWモデル】Kindle Paperwhiteは、IPX8等級の防水機能を備えており、実験では水深2メートルまでの真水で最大60分、水深0.25メートルまでの海水で最大3分まで耐えられることが確認されているという。海水では25センチまでなので海辺では油断できないが、真水ならば風呂の底に沈めても1時間耐えるという事は素晴らしいと思う。でも、五寸釘を2週間で針の細さにしてしまう強酸性の草津温泉ではその使用は控えようと思っている。
6インチと6.8インチとの画面の比較
以前の6インチ画面と【NEWモデル】の6.8インチ画面との比較は、言葉で説明するよりも写真で見た方が一目瞭然だと思うので、以下に同じコンテンツを表示した写真を載せる:
6インチから6.8インチへのほんのわずか0.8インチの差が、圧倒的な差となっていることがよくおわかりになると思う。
なお、左の6インチモデルに比べて、表示色温度を暖色にした右の6.8インチの【NEWモデル】との画面の色の違いも比較してほしい。色温度は【NEWモデル】ではオーナーの好みで調整できる。
色温度選択や多様なフォント
従来の太陽光(高い色温度)だけでなく、電球色(低い色温度)のような暖色系の色温度が選択できたり、日本語や英語で複数のフォントの中から好きなフォントで、フォントのサイズも自由自在に変えて表示できるのは実に魅力的だと思う。日本語は明朝と筑紫明朝とゴシックの3種類だけだが、英語では、Amazon Ember, Amazon Ember Bold, Baskerville, Bookerly, Caecilia, Caecilia Condensed, Futura, Helvetica, OpenDyslexic. Palatino と、10種類もフォントが揃っていて、その中から好きな英文字フォントを選べる。作品ごとに、作風に合った英文字フォントを選ぶのも楽しいと思う。
フォントを一番大きくすると、上の写真ほどの文字サイズにも出来る。極端な例だが、老眼で小さな文字はどうもという方にも電子書籍は優しいという端的な事例だと思える。
結論 やはり買ってよかった!
実を言うと、私は、本を風呂で読むのと同じくらいに、32インチの大画面PCモニター(の「Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]」)でキンドル電子書籍を読むのが好きなのだが、それでも、キンドルペーパーホワイトやiPad pro(のキンドルアプリ)を屋外に持ち出して読む開放感も大好きだ。でも、iPad proはカラー画面という美徳がある一方で、太陽の直射日光の下では画面を見ることがかなり辛い。というか、ほとんど読むのが不可能だ。それに対してKindle Paperwhiteは、直射日光のしたでベンチに腰掛けて本を読むことが可能になるということが何よりも素晴らしいと思う。そのキンドルペーパーホワイトの画面がこれほどに大きくなれば、その読書体験の快適さは言うまでもない。しかも、お風呂やプールサイドでも濡れて壊れる恐れがなく読める。この素晴らしさは、体験してみなければわからないだろう。【NEWモデル】Kindle Paperwhite (8GB) 6.8インチディスプレイは、1万円台:2万円以下でこの素晴らしい体験が出来るガジェットであり、その価値は十二分にあると思う。
¥19,980円の シグニチャー エディション (32GB) は、¥16,980円の8GB(ギガビット)モデルの4倍もの容量を持つと共に、ワイヤレス充電対応の機能も付加されている。ただし、ワイヤレス充電器は別売りである。32GBあれば、「本数千冊」をこの端末の中に持ち歩くことも可能とされている。ただし、私の場合は所有しているコンテンツがまだ何百冊というレベルなので、¥16,980円の8GBモデルのほうを購入した。充電は付属のUSB-Cケーブルで行い、一度充電すると、数週間は使い続けることができるとAmazonでは言っている。